無痛分娩は、痛みを取りきらない方が進むから良いなんて思っていませんか。それは、大きな勘違いであると思います。
11年前無痛分娩に携わり始めた当初は、山本自身もそのように聞かされ、そう思いながら試行錯誤、無痛分娩に励んでいました。しかし、総合周産期母子医療センター、総合病院、一次施設においてたくさんの無痛分娩に携わっていく中で、その考え方自体に疑問を抱き始めていきました。その疑問を解消すべく臨床に携わり続けた結果、現在では、より安全で無痛でスムーズな無痛分娩の安定的な実現に辿りつくことができました。
妊婦さんが、非無痛分娩、無痛分娩のどちらを選択したとしても良かったと思える世の中にしていくことは、無痛分娩提供者としての使命です。そもそも、安全第一という概念は、無痛分娩に限らず、医療提供において当たり前のこと、大前提のことであります。その必要最低限さえできなければ医療事故は発生してしまいます。『母子ともに、安全に出産する』という目的は同じでも、その上で、どこを目指すかによって方法、選択肢は大きく異っていくものです。
医師、助産師、その他スタッフの各々の役割、法的にできることは違えど、最も妊婦さんに費やす時間の長い助産師であるならば、医師以上に無痛分娩を熟知している必要があり、そのためには、医師以上の知識、技術を養う必要があると考えています。それにより、妊婦さんと医師とのコミュニケーションもスムーズになり、患者安全、チーム力の向上へと繋がってまいります。
現在、無痛分娩の需要が増加している中、無痛分娩の臨床現場や教育現場において、まだまだ否定的な声も多い現状です。その多くは、目先の短絡的な対応だけで、真に正しい無痛分娩管理を見たり、体感したことがないからだと存じます。まさに、数年前までの山本自身がそうでした。
他の多くの産科診療の片手間で、無痛分娩の新規導入や教育、既存管理からの変革・質の向上を構築していくことは、非常に悩まされることと存じます。しかし、医学は日進月歩、安全で無痛でスムーズな無痛分娩をご提供していくためには、継続的に仮説検証、学習は必要です。
そして同時に、安全で無痛でスムーズな質の高い無痛分娩をご提供するからこそ、心の奥底から無痛分娩で産んで良かった、感動したと喜んでいただけるのであり、先に投じて数打てばそのうち上手く、がむしゃらに短絡的な対策をしてできるようになるものでもないことを感じながら実践しております。
当事業導入により、根本的な無痛分娩管理の問題解決に取り組み、各ご施設の医師バックアップのもと、脊髄幹穿刺以外は、助産師のマンパワーだけでも十分に、安全で無痛でスムーズな無痛分娩を実現できるようになるところまでチーム全体の底上げが可能です。当事業を導入してくださったたくさんのご施設の方々が、安全で無痛でスムーズな質の高い無痛分娩をご提供され、たくさんの妊婦さんに心の奥底から感動していただける世の中になることを心より祈っております。
無痛分娩全般における些細なご質問やご相談は、いつでもお受けしております。
事業概要
屋号 チャイルドバース・サポート
創業 2021年3月1日
所在地 愛知県
代表 山本 記穂
事業内容 無痛分娩コンサルティング、教育事業
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資格・経歴 等
アドバンス助産師・看護師・日本周産期新生児医学会 新生児蘇生法「専門」コースインストラクター・J-CIMELS・ICLS・経営学修士
年 勤務経歴
2007 聖隷浜松病院 総合周産期母子医療センター 産科・周産期科
2011 安城更生病院 総合周産期母子医療センター 母体胎児センター
2012 聖隷浜松病院 緩和ケア
2013 聖隷浜松病院 総合周産期母子医療センター 産科
2018 同係長
2020 聖隷浜松病院 消化器内科 係長
2021 株式会社 LA Solutions 副社長
他、産科一次施設、女性混合病棟 三次救急救急外来 等